オバストーリー
駅から家への帰り道には
ちょっと開かずの踏切があります
全く開かないと言う訳ではありませんが
時間帯によっては長めなんです
そうすると当然、車も人も足止めです
私の隣にも前にも後ろにも人
そんなところにスクーターで乗りつけたオバサマが右隣に
「30分ここ止めたらいくらだと思う?」
彼女は私に話しかけたようです
音楽を聴いていた為イヤホンをしていたので
良く聞き取れなかったという事もありましたが
突然の出題に理解ができず
イヤホンを外して聞き返します
私 「はい?」
オバ「だから、30分ここ(線路を指差し)止めたらいくらだと思う?」
ヒントも無しに誰が答えられるでしょうか
私には「さぁ…」
と答える事しか出来ませんでした。
その間、踏切は開かれてしまい
人々は動き出します
オバサマは
「300万だって!」
と言い捨て
ブーンとスクーターで行ってしまいました。
残された私は誰に言うわけでもなく
「へぇ〜」と呟き
踏切を渡ったのでした
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